佛教大学 Z5107 道徳の理論及び指導法(中) 第1設題 リポート

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    資料紹介

    ※2021年度現在、科目名が変更されており、設題も改変されておりますが、教科書が同じなため十分通用すると思われます。このリポートを参考にして合格したとの声もいただいております。※
    2018年度-2019年度佛教大学通信教育課程の合格リポートです。
    科目コードが違っていても設題が同じであればお役に立てると思います。あくまで参考程度になされますようお願い致します。

    設題:道徳教育の意義について述べよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    道徳教育の意義について述べよ。

     道徳教育において指導されるものは具体的には何であるのか。そして道徳教育はどのように行われるべきであるのか。数学や英語といった知識教育と比べ、道徳教育は非常に曖昧である。確立された正しい道徳といったものはないようにも考えられる。方法を間違えれば、指導教師の価値観を一方的に植え付けることになりかねない。そこで、道徳教育において定義される道徳とは具体的にはどういったものなのか。まずはこの点について論じたい。次に道徳教育の持つ意義について記述し、最後に私の考えを述べていきたい。
    大辞林や広辞苑の記述から、道徳とは人間それぞれの内面に存在する人間としての生きる道を示す社会規範の総体であると言うことができる。これに対して日高六郎は、道徳は個人の内面に存在し自発性を持つ一方で、社会的に一般化し社会から強制される部分もあるとしている。この議論はロックとポパーの説にも通じる部分がある。
    ロックは、道徳とは地動説や慣性の法則といった物理法則と同様に客観的に正しい法則、すなわち自然法が存在し、これに即して決められたものであるとしている。この自然法とは人知を越えた善悪の規準...

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