玉川大学、通信のレポート。教育課程編成論(小)
学校の教育課程編成。【A判定】
課題内容
「学習指導要領体制」を端的に説明したうえで、現在の学校教育において教育課程編成の際に教師に望まれること・ものについてまとめ、最後に自身の見解を述べよ。
あくまで一個人のレポートのため、ご参考までに。
2018年度課題。2019年も同様。
我が国の教育は、第二次世界大戦後、国(文部省、2001
年以後は文部科学省)が学校で教えるべき「教育目標・内容」
を定め、これを受けてそれぞれの学校や教師が、地域や子ど
もの実態を考慮して「教育方法」を創意工夫する、という役
割分担制を採用している。国が示す「教育目標・内容」は、
具体的には「学習指導要領」というかたちで発行されている。
「学習指導要領」とは、全国のどの地域で教育を受けても一
定の水準の教育を受けられるよう、学校教育法等に基づいて
各学校で教育課程を編成する際の基準を定めたものであり、
小学校、中学校、高等学校等ごとに、それぞれの教科等の目
標や大まかな教育内容が定められている。この学習指導要領
と、さらに教科等ごとに発行される詳しい解説書に従って、
教科書会社が教科書を作成し、文部科学省の合格を得て、検
定教科書を発行する。各学校は、学習指導要領が認める範囲
内で教育委過程を編成し、教師はこの検定教科書を用いて指
導する、というのが我が国の学習指導要領体制である。
このような国家、学校、教師の役割分担を基礎とした学習
指導要領体制は、教育課程において3つのカリキュラ...