明星大学通信教育部、教育心理学1単位目の合格レポートです。これから提出される方の少しでも参考になれると幸いです。
※追伸:丸写しはせずにあくまで参考資料としてお使いください。
◆課題
ピアジェの発達論にもとづいて、子どもの思考の発達について述べなさい。
◆講評
各段階の特徴についてポイントをおさえて詳しくまとめられています。
文献を複数用いて熱心に取り組んだことがうかがわれるレポートです。頑張りました。
ピアジェは、人は周りの世界を理解する「シェマ」と呼ばれる認識の枠組みを持っており、それを環境と相互作用させることが人間の発達であると考えた。
そこで、ピアジェは環境に適応するためには、そのシェマを同化と調節によってつくり替えていくことが必要であり、その過程を認識の発達であるとした。
同化とは、環境からの情報を自分の持っているシェマに合わせて取り入れることであり、
調節とは、自分のシェマを環境に合わせてつくり替え、情報を取り入れることである。
つまり、同化では取り入れられなかった情報を、調節によって、これまで持っていた認識を修正することで、均衡化をはかることが認識発達の根底であるとした。
そして、ピアジェは以上に述べた認識発達を4つの成長段階に分け、認知発達段階理論を提唱した。以下では、ピアジェの発達論にもとづいて子供の思考の発達の特性の違いについて述べていく。
1つ目は誕生から2歳頃までの感覚運動期である。
この時期には思考活動が見られず、まず生まれつき備わった反射の行使や、新しい活動を獲得する際の繰り返す反応を通して認識する。それから、なめたり掴んだりといった感覚と運動の直接的な...