明星大学通信教育部、初等算数科教育法1単位目の合格レポートです。これから提出される方の少しでも参考になれると幸いです。
※追伸:丸写しはせずにあくまで参考資料としてお使いください。
◆課題
1 テキストの「数と計算」領域についての今日的課題を要約し、学習指導要領解説算数編(平成29年6月)の「A 数と計算」における「数学的活動」の教材を1つ取り上げ、どのような活動を通して算数の何を学ばせるのかについて、具体例を挙げて説明しなさい。
2 テキストの「図形」の領域についての今日的課題を要約し、学習指導要領解説算数編(平成29年6月)の「B図形」における「数学的活動」の教材を1つ取り上げ、どのような活動を通して算数の何を学ばせるのかについて具体例を挙げて説明しなさい。
◆講評
1大よそ課題に答えることができました。
2大よそ課題に答えることができました。
(1) 「数と計算」領域についての今日的課題は、大きく分けて3つある。
1つめが、公式ばかりを覚えることに重視してしまい、その式の意味や、どうしてそのような式になるのかといったことを児童生徒に考えさせていないこと。
2つめが、計算中心の学習になってしまい、その計算は実際どういった場面で活用されるのかを理解できていないこと。また、新しく学習した内容を、既習の内容を基に考えることが不足していること。
3つめが、自ら考えて出した答えなどを、順序だてて説明することが困難であるということ。
この課題に対して、数学的活動の教材を取り上げ、具体的な指導方法について以下に提示する。
まず、学ぶ内容の概念をそれぞれ教師が説明することが重要である。そうすることで、単にルールを理解することや計算することに固執せず、どうしてそうなるのかといった「考える力」を身に着けられる。
例えば、第4学年では億や兆の単位を学習するが、そこで123456789の9桁の数を数える場合に、既習である万の位までの数の読み方によって、ここでは9桁の数を二つに分けて「一万二千三百四十五」と「六千七百八十九」という読み方をするが、この...