このレポートは2020年から課題変更がありました。各学者の様々な理論を押さえつつ、『自身の視点からどのように子供を例に説明していくと具体的な内容になるのか』、『教科書の学びからどのように教育に実践していくか』について参考にしていただくとともに、科目修了試験、スクーリング課題に役立てていただけることを願って投稿させていただきました。
1単位目『ピアジェの発達論にもとづいて、子どもの思考発達について述べなさい。(2020~)』
2単位目『学習意欲(動機づけ)を支えるメカニズムに関するさまざまな理論に基づき、児童生徒の学習意欲を向上させるための教育実践の在り方ついて述べなさい。(2020年~)』
明星(通信) ☆教育心理学 1・2単位目セット☆2020合格レポート
課題 1単位目(2020~)
ピアジェの発達論にもとづいて、子どもの思考発達について述べなさい。
講評
各段階の特徴について、ポイントを押さえてまとめられています。また、ところどころ例を挙げながら、全体的に詳しく記述されており、学習が深められたことが伺われます。
1 幼い子供が遊んでいる姿を見ると、ただ同じ動作を繰り返しながら遊んでいて、「この子たちは何を考えているのか」、「一見、成長の進歩がない」ようにも見えることもあるだろう。しかし、ピアジェが『認知発達段階理論』を発表したことにより、子供が、各年齢の段階を経て、着実に発達を遂げている、有能な存在であるということに目が向けられ始めた。ピアジェには認知発達において重要となるのは、『シェマ(スキーマ)』であると述べている。彼の『認知発達理論』によると、ヒトの認識の発達はそのシェマの変化によってもたらされるもので、生後から、理論的な考えができるようになる成人に至るまでに、4つの段階に分けられるという。そこで、先ず『シェマ(スキーマ)』とは何を示すものかを説明した...