日大通信 哲学概論 課題1

閲覧数1,560
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    日本大学通信教育部
    2019~2022年度 リポート課題集

    論理実証主義における「哲学方法」の特徴について詳述しなさい。またその哲学方法の 「宗教や形而上学」に対する見解を詳述しなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    20 世紀初頭、風力に代わって蒸気で動く大型船舶や、ガス灯に代わって電気
    照明が普及するなど、それまで一般生活とは無関係だった科学が技術に反映され、
    実生活に応用され始めた時代だった。それに応じて、物理学や天文学といった自
    然科学の本性を探り、科学的推論に不可欠な言語や論理、数学のあり方を問う学
    問が生まれた。しかし、マルクスの唯物史観やフロイトの無意識など、根拠が不
    確かな論理もあたかも科学のように語られていた。
    そこで、物理学者や数学者で結成されたウィーン学団はこれに危機を感じ、観
    察や実験などで実証できる論理を科学的、できないものを非科学的とする統一規
    則を作ろうとした。
    例えば、自然科学や分析哲学、数学などは実験や経験などによって検証できる
    ため、科学的であり正しい知識だと断言できる。それに対して、神や絶対精神な
    どの形而上学的な問いは、経験や観察、実験を試みることは不可能なため、実証
    出来ない非科学的な論理であると彼らは主張する。
    ウィーン学団は実証できる科学的事実のみを正しい知識だとする論理実証主義を
    提唱し、哲学の役割は世界を言葉で証明することではなく、言葉そのもの...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。