外交法政策論レポート_北方領土

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    資料紹介

    筑波大の「外交法政策論」の授業レポート(評価:A+)になります。剽窃等はおやめいただくようお願いいたします。

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    北方領土
    1. はじめに
    戦後、領土問題は日本の重要な外交問題に位置づけられた。とりわけ、北方領土
    と竹島はそれぞれロシアと韓国が実効支配を行っており、日本は変更を訴えている。
    しかし、これらの領土問題は大きな進展がみられず、北方領土交渉は70 年間進展がみ
    られていない。本報告では、ロシアとの関係で最も重要な分野の一つである北方領土
    問題について、その歴史的経緯を概観し、双方の主張・争点を明らかにする。そし
    て、国際法的視点から各争点を考察し、北方領土問題における現実的な解決策を提示
    する。
    2. 背景・経緯
    北方領土問題の発端は1945 年の米英ソ3 か国によるヤルタ会談である。秘密協定
    では、ソ連の対日参戦が取り決められ千島列島のソ連への帰属が明記された。結果と
    して、ソ連は参戦し、北方領土を占領した。1951 年のサンフランシスコ平和条約によ
    り、日本は千島列島に対する全権利放棄が定められた。そして、当時の吉田茂首相は
    択捉島と国後島は「千島南部」、色丹島と歯舞群島は「北海道の一部」と区別した言
    い方をした。そして、1955 年の日ソ交渉以降、国後島と択捉島を含めた4島...

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