教育方法学 レポート
設題:OECDのPISA問題の読解力や全国学力・学習状況調査(中3)の正答率から考えられる課題を挙げ、これらの課題が生まれている学校教育の問題を考察し、学力を育成するために、中学校もしくは高等学校において、どのような教育方法・技術を用いればよいか、あなたの具体的な提案を書きなさい。
PISA(生徒の学習到達度調査)とは、国際的な学力調査として、OECD(経済協力開発機構)により2000年に始まった調査である。対象は15歳であり、3年ごとに実施されている。PISAの目的とは、義務教育修了段階(15歳)において、これまでに身に付けてきた知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかを測ることであり、調査内容は読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野となっている。日本は2000年からPISAの調査に参加するようになり、その年の調査では数学的リテラシーは1位、科学的リテラシーは2位、読解力は8位であった。しかし2006年の結果は順位は落ち、数学的リテラシーが10位、科学的リテラシーが6位、読解力においては15位という結果となった。この結...