542108 教育心理学(中等)
いじめには、言葉によるもの、関係からの排除、風評によるもの、ネットを使ったものがあり、それは加害者と被害者だけで成り立っているだけではなく、オルトフらによると7つの役割がある。
①いじめ首謀者
・対人優越性願望は、クラスで最も強い。
・仲間を動かすのにアメとムチ(威圧と利益)を使い分ける率は、最も高い。
・「リソース(資源)支配力」もクラスの中で最も高く、最も「人気」がある
・「対人能力が高い」
②いじめ首謀者兼犠牲者
・「人気度」は低く他の子から支持されないのに「首謀者」と同じよう
な対人戦略をとろうとする。
③いじめ助手
・首謀者の真似をして他の子に「アメとムチ」ストラテジーをとるが、使用率は首謀者よりも低い。
・「威圧」の使用率はクラスの中で最も高い。
・「向社会的(利益を与える)行動」だけの割合は、クラス内で低い。
④強化者
・いじめ助手とほとんど同様な特徴。
⑤犠牲者
・「集団内孤立者」
⑥傍観者
・「対人優位性願望」がクラス内で最も低い。
・「人気度」も「リソース支配力」も低い、「威圧的対人ストラテジー」の使用率もクラス内で最も低い。
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