統計情報を見る眼の2単位目の合格レポートです。「正の相関関係」「負の相関関係」の具体例、さらに「擬似相関」についての具体例を挙げて説明しており、レポート作成の参考になると思います。
統計情報を見る眼2単位目
(課題)
設題22つの量的変数の関係を述べる際に相関という言葉が用いられます。相関について次の問いに解答してください。
ⅰ)「正の相関関係」「負の相関関係」について具体例を挙げて説明してください。さらに相関係数の特徴について述べてください。
ⅱ)相関関係を解釈する際の留意点の1つとして「擬似相関」について具体例を挙げて説明してください。
(解答)
ⅰ)相関とは、2種類のデータが何らかの規則性によって同時に変化する性質であり、2種類の量的データ間に統計上の関連が見られる。この2つの変数の関係を把握するには、視覚化と数量化の方法がある。
視覚化の方法としてグラフを活用する方法がある。例えば、小学生100人の身長と体重の関係について、横軸を身長X、縦軸を体重Yとし、1人1人の身長Xと体重Yをグラフ上に100人分プロットする。この2種類の変数の関係図を散布図あるいは相関図といい、身長が高いと体重も重いという関係のように、片方のデータの値が高くなると、もう片方のデータも高くなるという関係があるとき、正の相関があるという。この正の相関に関しては、他にも、次の事例が考えられ...