京都芸術大学通信教育部 2022年・芸術史講義(近現代)4【評価A】レポート試験

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    資料紹介

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    課題
    1~15章を通じて学んだなかからテーマ(作家、作品、事象など)をふたつ選び、それぞれの特質と相互の比較・関連について、あわせて1200字程度で述べてください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ●解答●

    12 章 サブカルチャー 1-敗戦後のアイデンティティの復興

    戦後まもなく、カストリ雑誌と呼ばれる質の悪い紙に印刷された大衆向け娯楽雑誌や、仙花紙本(古紙を漉きなおした、劣化しやすい再生紙に印刷された本)が氾濫し、出版業界では粗末な造本の「赤本漫画」が誕生した。赤本はまず大阪でブームとなり、次いで東京の出版業界にも影響を及ぼした。日本漫画の生みの親ともいわれる手塚治虫は、1928 年 11 月 3 日、大阪府豊中市に生まれ、5 歳の時に兵庫県川辺郡小浜村(現・宝塚市)に移り住んだ。戦争体験から、医学の道を志して医学博士になるが、最終的に漫画家の道を選び、戦後初の企画本において発表した 200 ページにもおよぶ長編漫画『新寶島』が異例のベストセラーとなった。この長編デビュー作も赤本であり、戦後ストーリー漫画の原点ともいわれている。そして、のちにアニメ化もされ人気を博した『ジャングル大帝』『鉄腕アトム』の連載を少年向け漫画雑誌で開始し、少女向けの雑誌で連載された『リボンの騎士』は、少女向け漫画雑誌においてストーリー漫画の先駆けとなった。この『リボンの騎士』は、宝塚少女歌劇団や...

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