佛教大学通信の教育心理学2024年度の合格リポート(60点)です。リポート作成の参考にしてください。
教育心理学リポート
教師の勢力資源およびリーダーシップの捉え方について説明し、それらを踏まえて学年(あるいは校種)に応じた児童生徒への指導行動・コミュニケーションのとり方について考察しなさい。(3200字程度:2800~3600字厳守)
1.はじめに
現在の世の中は、テレビをはじめインターネットを中心としたソーシャルメディア、動画配信、リモートツールなど、多様な情報伝達、コミュニケーションツールが普及している時代である。しかし、学校教育、特に小学校、中学校、高校における教育は児童生徒と教師が対面で接する時間が大半を占めている。すなわち、教師の勢力資源やリーダーシップがクラスの運営・雰囲気や児童・生徒の成長に与える影響は大きい。特に「グローバル化が進むなか、人と違うことに価値を認め人間としての独自性を肯定的に捉える姿勢をもって、児童生徒一人ひとりに接する意識が教師には必要」①(※注1)とされる現代の考え方、一人ひとりを尊重し、各年代における発達課題を達成しながらアイデンティティの形成を図っていく年代の児童生徒に対して、教師はどのような指導行動・コミュニケーションをとっていくべきか。...