『青い麦』におけるコレットの美意識とその描写について

閲覧数3,351
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

     フランス野女流作家として知られるコレットの文献を2冊程読んだ。コレットの作品の中で最も有名と言える「シェリ」、そしてその後出版され、社会的にも波紋を呼んだ「青い麦」である。というのも、「青い麦」は、文中で少年と中年婦人との性的な関係が描かれており、それを不純だと見なされたからである。コレット自身もパントマイムを行なったり、自身の作品を脚本化し自ら演じたりと積極的に表現活動を行なっただけでなく、恋多き女性で、結婚離婚を繰り返したり、スキャンダルな行動を起こすなど、内に激しい情熱を秘めた人物であることで知られている。どちらの作品からも、作者の情熱を感じることができた。また、彼女独自の嗜好が随所に読み取れる記述が多々あり興味を惹いた。今回は「青い麦」における美意識について深く読みとってみようと思う。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「青い麦」における美意識とその描写について
               
            
     フランス野女流作家として知られるコレットの文献を2冊程読んだ。コレットの作品の中で最も有名と言える「シェリ」、そしてその後出版され、社会的にも波紋を呼んだ「青い麦」である。というのも、「青い麦」は、文中で少年と中年婦人との性的な関係が描かれており、それを不純だと見なされたからである。コレット自身もパントマイムを行なったり、自身の作品を脚本化し自ら演じたりと積極的に表現活動を行なっただけでなく、恋多き女性で、結婚離婚を繰り返したり、スキャンダルな行動を起こすなど、内に激しい情熱を秘めた人物であることで知られている。どちらの作品からも、作者の情熱を感じることができた。また、彼女独自の嗜好が随所に読み取れる記述が多々あり興味を惹いた。今回は「青い麦」における美意識について深く読みとってみようと思う。
     「青い麦」の主人公は、毎夏ブルターニュの海岸へバカンスを過ごしに家族連れでやってくる、幼馴染の15歳のヴァンカと16歳のフィリップ(フィル)である。幼い頃からから兄妹のように親しく付き合ってきた二人だが、思...

    コメント2件

    nurupoi 購入
    感想文
    2006/08/07 23:42 (18年3ヶ月前)

    bellfarm1195 購入
    これはレポートではなく、完全に、この作品の感想文でした。台詞の抜粋も多く、コレットの持つ‘美意識’に関する分析もされていませんでした。
    2009/01/27 2:19 (15年10ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。