国文学講義Ⅲ(中世) 分冊2

閲覧数1,912
ダウンロード数19
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    合格レポートです。
    キーワードを全て使用し、まとめました。
    参考程度にどうぞ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    国文学基礎講義Ⅲ(中世) 分冊2
    『源氏物語』の藤壺について、物語での役割について調べ、物語第一部の主題について考察しなさい。
    〈ポイント〉
     須磨巻以前と澪標巻以後について概観し、薄雲巻を中心に考えてみると良い。
    〈キーワード〉
     ①政治と愛 ②王権物語 ③光源氏と桐壺帝 ④冷泉帝 ⑤政治と絵合
    『源氏物語』は、平安時代中期1000年頃に紫式部によって書かれた世界最古の長編小説である。その構成は大きく三部に分けられ、本作の第一部は、帝の御子でありながら源氏という臣下の身分に落とされ、皇位継承権を失った光源氏が、多くの女性と契りを結ぶ中で、須磨への流離を経て、准太上天皇に復権するまでの王権復活の王権物語である。藤壺の登場前の桐壺帝の政治的背景に触れ、母として、女性として、光源氏に対して多大な影響を与えた「藤壺」という女性は、源氏物語の中でどのような役割であったのかという点を概観し、第一部の主題について考察していく。
     桐壺帝は弘徽殿との間に皇子を儲けていたため、彼女を尊重していた。しかし、右大臣・弘徽殿女御勢力を押さえ込みたかった桐壺帝は、光源氏の母である桐壺更衣の登場により、弘徽殿と...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。