道徳教育の歴史的変遷について述べよ。

閲覧数3,718
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    本稿では前半、欧米諸国を概要的に扱い、後半ではイギリスの道徳教育の変遷に焦点を当てる。
    西洋教育思想史において、道徳教育は当初から教育の核とみなされてきており、それは西洋教育史上の偉人らの見識に共通して見られる特質である。古代ギリシア時代は、人間の理性的側面と感性的側面にてバランスの取れた調和的人格が教育の理想であり、目標であった。
    中世になるとキリスト教の影響下において信仰に内包される形での教育であったが、近世では産業革命の影響から経済的側面が重視されるようになった。そうして学校教育は社会的、職業的な面に焦点が当てられ、従来の道徳教育は減退していったのである。この歴史は、宗教教育と世俗教育の調和と反発の歴史と言い換えることができる。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    道徳教育の歴史的変遷について述べよ。
    本稿では前半、欧米諸国を概要的に扱い、後半ではイギリスの道徳教育の変遷に焦点を当てる。
    西洋教育思想史において、道徳教育は当初から教育の核とみなされてきており、それは西洋教育史上の偉人らの見識に共通して見られる特質である。古代ギリシア時代は、人間の理性的側面と感性的側面にてバランスの取れた調和的人格が教育の理想であり、目標であった。
    中世になるとキリスト教の影響下において信仰に内包される形での教育であったが、近世では産業革命の影響から経済的側面が重視されるようになった。そうして学校教育は社会的、職業的な面に焦点が当てられ、従来の道徳教育は減退していったので...

    コメント1件

    michi0204 購入
    参考になりました
    2006/12/02 10:19 (17年11ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。