この章ではフランシス・ベーコンの科学の発展した現代社会についての予言、科学がどのようなものかなどが書かれている。
現在、連日のように耳にする問題がある。不快な過密都市の大気汚染、若者を乗せた飛行機の空中衝突、過剰人口の大陸とおびただしい飢餓人口、機械的・体制的・非人間的になった生活、洗脳や核戦争などがそれである。これら、現代の悪夢のような社会事象が少なからぬ程度まで工業文明の所産であり、その文明というのは科学から生まれている。この現代の諸問題こそが科学の生み出した怪物である。
その他の資料http://www.happycampus.co.jp/docs/983431725001@hc05/
『理性という名の怪物』
~2章:ベーコンの世界~
ルネ・デュボス著訳者:三浦 修
1974年東京、思索社
この章ではフランシス・ベーコンの科学の発展した現代社会についての予言、科学がどのようなものかなどが書かれている。
現在、連日のように耳にする問題がある。不快な過密都市の大気汚染、若者を乗せた飛行機の空中衝突、過剰人口の大陸とおびただしい飢餓人口、機械的・体制的・非人間的になった生活、洗脳や核戦争などがそれである。これら、現代の悪夢のような社会事象が少なからぬ程度まで工業文明の所産であり、その文明というのは科学から生まれている。この現代の諸問題こそが科学の生み出した怪物である。
まずこの悪夢...