2011年度明星大学通信教育部道徳教育の研究2単位目の合格レポートです。
2011年度 合格レポート 000460 道徳教育の研究 2単位目
1.道徳教育を成功させる方法の原理について述べよ。
道徳教育を成功させるための案件は多々存在するだろうが、要点としては教師も生徒も同じように人の間に生きる社会の構成員であり、道徳が動機の規範である以上、その教育は学校の内外に囚われないものである。教師もまた教師から道徳を学び、様々な経験を積み、生徒の前で道徳を説くわけなのだが、そこにある関係性は教師の独りよがりに終わるものではない。共に研磨しあう好敵手であり、生徒の先頭に立って導く指導者である。ただし、道徳教育の成功のためにはそこからさらに一歩踏み出す必要がある。その要件こそが愛であり信頼である。教師は先導に立つ指導者であるが、決して一人で進んではならない。ただでさえ数日で習得できるものではない。それこそ一生かけて目指す高みだが、小学校の道徳教育では特に、絶えず振り返り、生徒の様子を知っておかねばならない。
道徳教育は一人で成し遂げるものではないのだ。他者を愛することもまた、人の間で生きる社会にとって重要な要件である。優れた環境、教師の経験、道徳における情緒の調整などは...