浦島太郎の歴史、意義、メッセージ

閲覧数2,150
ダウンロード数16
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    文学の合格済みレポートです!

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本には、古くから語り継がれてきた、様々なお伽話があり、誰もがいくつもの物語を聞いたことがあるであろう。中でも、1300年以上の長い歴史をもち、日本人なら誰もが知っているほど有名なのが、「浦島太郎」である。この「浦島太郎」について、時代によってどのように変化をしてきたのか、そして子どもたちへのメッセージは何なのかを、検証していこうと思う。

     「浦島太郎」は先に述べた通り、作られてから1300年もの年月が流れているが、時代によって内容が異なっている。まずタイトルについてだが、私たちが知っているタイトルは「浦島太郎」だが、原型をたどると、元々「丹後国風土記」「日本書紀」「万葉集」などでは、「浦島子」が、原型であると言われている。では「浦島子」から、どのように変化をしてきたのだろうか。「万葉集」では、浦島子という名の、漁師として登場している。ところが平安時代以降には、「浦島が子」となり、浦島の子どもとして解釈され、浦島伝説は子どもの世代の話しということに変容した。その後、室町時代のお伽草子には、浦島は父親の名前で、その子どもの太郎という名前が与えられ、「浦島太郎」が誕生し、その後は、「浦島...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。