近代における政治体制の現代社会への影響

閲覧数1,723
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    資料に関する説明及び紹介文句を入力してください。
    (検索、露出及び販売にお役立ちます)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ■日本の近代過程における政治体制と政治思想
     明治政府の諸政策は専ら中央集権体制への改革であったが、明治10年代になると政府の藩閥専制化・中央集権化に反対する自由民権運動が始まった。自由民権運動では、国会の開設や憲法制定などの政治的自由を求めていたことから、明治22年には大日本帝国憲法が公布され、明治23年には帝国議会が開設された。
     大日本帝国憲法が施行されて帝国議会も開設されたが、初期議会で政治権力を握っていたのは藩閥であった。この藩閥政治によって日本は日清戦争や日露戦争を経ながら、経済政策や植民地政策を実施することで近代化を成し遂げていった。しかし大正期になると政治、社会、文化などの各方面から自主的な集団が形成し、民主主義運動や自由主義運動が活発化することで藩閥政治への批判はひろがっていった。そして憲法に基づく民主的な政治を求める護憲運動が展開した。このように、社会の民主的改革を要求する社会思潮が大正デモクラシーと言われており、これにより女性解放運動や部落解放運動、労働運動、白樺派の運動などが展開された。デモクラシーは民本主義と訳されているが、この民本主義の政治目的は一般民衆の福...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。