1990年代以降の福祉改革について概要をまとめ、その意義について論じています。
400字(20×20)3ページ分です。
採点では、「優」をいただいたレポートです。引用文献、参考文献付き。
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					19 90 年、社会福祉関係八法が改正された。この改正で、住民に最も身近な基礎自治体で
ある市町村が、老人・身体障害者分野での在宅・施設福祉サービスの実施権限を委譲され、
老人保健福祉計画の策定が義務づけられた。
前年の 19 89 年には高齢者の在宅生活を支援する「ゴールドプラン」(高齢者保健福祉推
進十か年戦略)が策定されている。行政が、予測される高齢社会に備えて具体的な目標値
を設定し、地域福祉の政策的具現化を始めた時期であるといえる。ゴールドプランは 19 94
年、19 99 年に後継計画が策定され、介護サービス基盤や介護保険制度の整備に寄与した。
また「障害者対策に関する新長期計画」の後期重点計画である「障害者プラン」(19 95
年)にも、同分野で初めて目標値が示された。
19 94 年には「21 世紀福祉ビジョン」が発表され、21 世紀の少子・高齢社会における社
会保障の全体像や、主要施策の基本方向、財源構造のあり方などについて、中長期的な方
向性が具体的に示された。これを受け、同年、少子化対策として「エンゼルプラン」
(今後
の子育て支援のための施策の基本的方向につい...