S0101 教育原論 設題②

閲覧数1,254
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    A評価のレポートです。教諭から『設題の主旨をよく理解してリポートを書いています。よいリポートです。』との、コメントをいただきました。参考にしてください。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ジョン・ロックにおける子どもの教育論、特に習慣形成や賞罰法を中心に述べよ。
     ジョン・ロックの教育論を述べる前にまず、タブラ・ラサ説から説明する。タブラ・ラサとは、「心の中には生まれながらに刻みつけられた観念や原理などはなく、何も書かれていない白紙であり、生後の経験を通してその紙に経験が書き込まれていく」という考えのことである。これは、子どもは成長するにつれ、教育によってさまざまな観念を獲得するようになるという経験主義的な考えと言える。そこでロックは、まず子どもの教育は感覚的訓練から始めるべきであると、主張している。例えば、どんな色であるか、暑いか寒いか、どんな味か、どんな臭いか、どんな形であるのか、など、感覚を通して知覚し、それらについての知識や観念が得られる。すなわち、感覚を通して一つ一つの知識や観念が心の中に植えつけられるのである。しかし、もし幼児期の子どもが誤った複合観念を持ってしまうと、その子どもは一生誤った観念を持ってしまう可能性がある。観念というものは非常に安易に結びつく傾向をもっており、それが習慣化すると、非常に強く思考を誤らせるものであるからだ。それゆえ、正しい観念を...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。