2012年に提出したレポートです。A評価でした。ぜひ参考にして下さい。
『「生きる力」の育成と道徳教育について述べよ。』
21世紀は、新しい知識・情報・技術が政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆる領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す、いわゆる「知識基盤社会」の時代であると言われている。このような状況において、1996年の第15期中央教育審議会第一答申は時代を超えて変わらない価値あるものを大切にするとともに、社会の変化に的確かつ迅速に対応する教育を実現するために、「生きる力」の育成という新しい教育の目的を提示した。「生きる力」とは①自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する能力②自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性③たくましく生きるための健康や体力。の三つの能力から成る「全人的な力」であり、以上のような、確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和を重視する「生きる力」をはぐぐむことがますます重要になっている。「生きる力」とは、変化の激しい社会において、人と強調しつつ自律的に社会生活を送ることができるようになるために必要な、「人間としての実践的な力」であり、豊かな人間...