評価A
S0105 教育心理学 第二設題
『適応・不適応の心理的機制、またそれらから引き起こされる特徴的行動について説明せよ。』
本レポートはまず適応、不適用、適応機制について詳しく述べる。
適応
個人と環境との相互作用において、両者の間に何らかの一致がみられる状態、または調和がとれている状態。人間は適応するために、いろいろな欲求を満足させようとして、自らの行動を調整する。
不適応
社会の秩序や規範に対して、何らかの理由によって調和・調整させていくことができなくなっている状態。
適応機制
適応を阻害する障壁や困難にぶつかったとき、これらへの対処を働かせる心的機能の基本となる機制を「適応機制(てきおうきせい)」という。また、破局や危機を防ぐという意味で「防衛機制(ぼうえいきせい)」とも呼ばれる。この「適応(防衛)機制」は理性的であるか、また妥当なものであるかという観点から、正常なものと異常なものに区分される。
次に適応機制の種別について述べる。適応機制には以下の12種が存在する。
抑圧
心的エネルギーをそのまま発散させると不安や破局を起こす恐れがある時、自我がそのような衝動やそれに結びついた観念...