社会科・地理歴史科教育法Ⅱ

閲覧数2,963
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    次の中から1問を選択し、番号に必ず○印を付けて答えなさい。
    1 戦前から戦後にかけての歴史教育の沿革について述べなさい。
    2 わが国の地理教育の将来像を考える際に、アメリカ合衆国の地理教育の実体を知ることは有効な方法である。教科書pp.39-49を参考(学習)に、各自が関心をもった課題を設定した上で詳細に説明しなさい。<参考文献を正確に呈示することが重要である>

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    今日までの歴史教育は大きく分けて「明治期」、「大正期」、「昭和戦前期」、「昭和戦後期」の4つの時期に区分できる。
    「明治期」は1872年(明治5)年の「学制」以降の近代教育体制の形成期である。明治初期から明治10年代にかけ、民権運動の高揚とも重なり、この段階の歴史教育は国家主義的色彩の濃いものではなかった。教育制度の未整備とも相まって、教科書は自由刊行とされた。日本史のほか外国史も小学校段階で組み入れられるなど、欧米の新知識の普及が期待された。その後、1879年(明治12年)の「教育令」を発端に、歴史教育の内容が整備され、日本史が重視されるようになった。
    1887(明治20)年になると小学校における教科書検定制度に変化が見え始める。前年には「小学校令」、「中学校令」が公布され、歴史教育はこの時期以降、国家主義的傾向が顕著となっていった。明治20年代から30年代にかけて、検定制度は国定制に移行される。以後、6次にわたる国定教科書が作られ、日本の歴史教育は大きく変化していった。
    「大正期」に入るとデモクラシー的な社会風潮が高揚し、各地の学校でも自由主義教育、児童中心教育、芸術教育の推進運動...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。