ニトロベンゼンからアニリンを生成させ、その化学反応の様子をみる。
スズ、ニトロベンゼン、濃塩酸を混ぜると、始めは黄白色だったものが12分後には黄色
になった。その後11分経過してから湯浴に変えた。36分間湯浴の中で反応させても黄色い
ままだったが、十分に時間がたっていたので操作?に進んだ。NaOHを加えると少しクリー
ム上になり、振り混ぜていくにつれて、色は白、黄色、こげ茶色、黒と変化した。NaOH
を加えたのは、溶液中の濃塩酸を中和するためと考えられる。操作?では、最初に半透明の
やや白く濁った液体と油滴が採取できた。この油滴がアニリンで、濁った液体がアニリン
の飽和水溶液である。その後透明の液体が採取できたが、これはアニリン水溶液と考えら
れる。
実験題目 アニリン
実験日 2001.11.20 (天候 晴れ・気温 17.5℃)
目的
ニトロベンゼンからアニリンを生成させ、その化学反応の様子をみる。
実験方法
器具:丸底フラスコ(500ml)、リービッヒ冷却管、アダプター、三角フラスコ(100ml×2)、温度計(100℃)、湯煎鍋、メスシリンダー(50ml)、ガラス管、曲がりガラス管、ガスバーナー、三脚など
試薬:ニトロベンゼン、スズ、濃塩酸、水酸化ナトリウム
装置:水蒸気蒸留(図 3-1 参照)
操作:①粒状のスズ12.5gとニトロベンゼン6g (=5cm3 ∵ニトロベンゼンの比重=1.2g/cm...