日本における死刑制度について

閲覧数4,934
ダウンロード数20
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    大学2年のときの教養演習(基礎演習)での約2000字レポートです。死刑賛成の意見をとっていますが、死刑の背景と反対意見も取り入れて、論理的なレポートになっているかと思います。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ~日本における死刑制度について~
    死刑とは、その言葉のとおり、刑罰の一種で受刑者(犯罪者)の生命を奪うことによってその罪を償わせる刑罰の総称である。
    日本においては、死刑を法定刑のひとつとして位置づけている国家であり、現在の罪刑法定主義に基づく近代の法体系において最も重い刑罰として位置づけられている。
    死刑を行う目的としては、一般予防論・特別予防論がある。一般予防論は、「死刑は、犯罪者の生を奪うことにより、犯罪を予定する者に対して威嚇をなし、犯罪を予定する者に犯行を思い止まらせるようにするために存在する」という概念からなり、特別予防説は、「死刑は、矯正不能な犯罪者を一般社会に復して再び害悪が生じることがないようにするために、犯罪者の排除を行う。」という概念からなる。つまりは、犯罪者が主に殺人以上の罪を犯した者の場合、死刑は他人の生命を奪った(他人の人権・生きる権利を剥奪した)罪に対して等しい責任(刑事責任)を取らせることを意味している。
    世界を見ると、現在74カ国にて死刑が執行されている。特に中国では、賄賂授受・麻薬密売・売春及び性犯罪など被害者が死亡しない犯罪などでも死刑判決が下され...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。