スーパービジョンの種類と機能について
スーパービジョンとは、指導を受けるスーパーバイジーのソーシャルワークに関する能力を最大限に引き出し、よりよい実践ができるよう、指導にあたるスーパーバイザーが責任を持って援助する過程を言う。指導の中では、スーパーバイジーがソーシャルワークの実践に関する専門的知識や技術を身につけること、それによって専門的判断ができること、援助機関やさまざまな資源を活用してよりよい援助ができること、援助に必要な専門的な態度や倫理を身につけることなどを目指している。多くは経験の浅いワーカーに対して行われるものであるが、熟練したワーカーに対しても行われることがある。ワーカーは、所属する組織の中で援助活動を行うことで様々な制限や規則、限界を感じており、そのストレスが燃え尽き症候群を招くことがある。その対処をワーカー個人に任せるのではなく、組織レベルでサポートする体制を作るのもスーパービジョンの目的のひとつである。
スーパービジョンには、スーパービジョンにはスーパーバイザーとスーパーバイジーが1対1の面接方式で行う「個別スーパービジョン」、スーパーバイザーと複数のスーパーバイジーで定期的に行われる「グループスーパ...