日本史設題1,2

閲覧数2,844
ダウンロード数27
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    第1設題:鎌倉幕府と執権政治について

    第二設題:初期議会から日清戦後にかけての政党について


    参考文献、URLも載せていますので、そちらも適宜参考にしながらお使いください。


    ★縦書きという指定があったと思うので、直してお使いください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1設題:鎌倉幕府と執権政治について
    1.鎌倉幕府の成立
    文治元(一一八五)年、平氏勢力を長門国壇ノ浦で壊滅させた頼朝は、一大勢力であった奥州藤原氏を文治五(一一八九)年に滅ぼし、建久元(一一九〇)年に上洛して朝廷支配層の一員にくわわるとともに、京中および諸国の治安警察権を朝廷より認められ、頼朝とその御家人の軍事力の国家的位置づけを明確なものとした。頼朝と政治パートナーの関係にあった後白河上皇が没した後の建久三(一一九二)年には征夷大将軍の地位を獲得し、「将軍」の名目が成立する。また、幕府は、建久四(一一九三)年頃より、伊勢神宮遷宮費用の確保など朝廷財政の面でも大きな役割を果たすようになった。
     鎌倉幕府の支配機構は侍所や守護といった軍事・警察分野以外でも整備がすすめられ、寿永三(一一八四)年には頼朝家家政を司る公文所(後に政所へ発展)が京下がりの実務官人大江広元を長官(別当)に迎えて設けられ、また同じころ、訴訟受理実務を担当する問注所が朝廷実務官僚の三善康信を長官(執事)としておかれた。建久二(一一九一)年に家人所領安堵の文書を頼朝下文から頼朝政所下文に統一して切り替えたことは、幕府...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。