P6101 英米文学概論 設題1

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    イギリスの劇について述べなさい。
     イギリスの演劇は他国のヨーロッパと同じく、劇的要素のある中世教会の儀式に端を発した。やがて儀式から独立し、俗人の信者を楽しませながら教え訓すという目的で聖書に基づく出来事を劇化したのが奇跡劇である。初めは教会内で僧侶の手によって上演されたが、まもなく教会の中庭、さらには町の広場へと移るにしたがって、教会の手を離れてギルド(職業組合)の主催するところとなり、役者も組合員から選ばれた。
     14世紀末には道徳劇が現われ、15世紀に全盛期を迎えた。観る人に教訓を与えようとするもので代表作に「人間」(1495)がある。
     15世紀末になると道徳劇から派生しながらも娯楽を増した「インタールード」が世にあらわれ、餐宴の席で少人数により演じられた。次に本格的な戯曲やエリザベス朝演劇が登場した。エリザベス朝演劇とは政治的にはエリザベス一世の治世時代の演劇を指すが広くは次のジェイムズ一世の時代、さらにはチャールズ一世の時代の演劇まで含んで言われることが多く、ここでは概観の便宜上後者の意味で使うこととする。オクスフォード大学を出たジョン・リリーは神話や伝説に材をとり、「ア...

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