日常生活や社会問題に貢献する実験心理学研究について考察しなさい。
現在の日本は1980年代のバブル経済期とはうって変わり、低迷の一途を辿っている。政府は、様々な施策を講じ、悪化した経済状況からの打破を目指し、粉骨砕身しているが未だに目に見えた成果は挙がっていない。国民は現在の生活をなんとか保つため、苦労を重ね、最低限の生活費を稼ぎ、その中から少ないながらも積み立てを行い、将来に対するプランの実現を夢見ている。自分の生活で精一杯の状況が影響して、近隣や血縁関係との関わりや協力が薄れていく傾向にある。核家族の増加や一人暮らしの急増、過疎化などが拍車をかけ、事態は悪化する一方である。
生活の中では、精神的問題が今問題視されている。個性を活かす社会の構築を望まれている現代社会に移行してきているものの、未だに学歴を重要視する社会の偏見は拭い切れていない。その社会に合わせるために児童は幼い時から塾や習い事など、自由に過ごす時間を勉学に費やしている。本来道徳的な能力を養うためにある自由な時間は、社会の偏見により潰されているのである。その圧迫した生活の中で、児童のストレスは蓄積され、校内暴力やいじ...