大腸癌
■病態
・盲腸・結腸・直腸に生じた上皮性悪性腫瘍の総称
・大腸粘膜上皮細胞から発生し、その後広がっていく
・進展には、浸潤、リンパ行性転移、血行性転移、播種性転移がある
■発生経路
(1)良性の腺腫が発癌刺激を受けて癌化する
(2)正常粘膜が発癌刺激を受けて直接癌発生
(3)遺伝子がんとして発生する家族性大腸癌腺腫や遺伝性非ポリポーシス大腸癌がある
■要因
・高脂肪、高カロリーの食生活
・食物繊維摂取不足
・飲酒、喫煙、ストレス
■転移の種類
(1)浸潤
・上皮から発生した癌細胞が腸壁を破壊しながら大きくなり、腸壁を破って隣接する
臓器へ進展する
(2)リンパ行性転移
・癌がリンパの流れる方向に沿って所属リンパ節へ転移することをいう
(3)血行性転移
・癌細胞が腸壁の中にある静脈に侵入し、血流に乗って肝臓・肺・骨・脳へ転移する
ことをいう
(4) 播種性転移
・原発巣が、腸壁を突き破って腹腔内散布した癌細胞が腹腔に広がること
■分類
(1)肉眼的分類
①早期癌
M 深達度が粘膜内にとどまるもの
SM 粘膜下層にとどまるもの
②進行癌
0型 表在型
1型 隆起腫瘤型
2型 潰瘍限局型
3型 潰瘍浸潤型
4型 びまん浸潤型
5型 分類不能
(2)進行度分類
H0、M0、P0 H1、H2、H3、M1、P1、P2、P3
N0 N1 N2、N3 M1(リンパ節)
M 0
SM
MP Ⅰ
Ⅲa
Ⅲb
Ⅳ
SS、A、SE、SI、AI Ⅱ
大腸癌
■病態
・盲腸・結腸・直腸に生じた上皮性悪性腫瘍の総称
・大腸粘膜上皮細胞から発生し、その後広がっていく
・進展には、浸潤、リンパ行性転移、血行性転移、播種性転移がある
■発生経路
(1)良性の腺腫が発癌刺激を受けて癌化する
(2)正常粘膜が発癌刺激を受けて直接癌発生
(3)遺伝子がんとして発生する家族性大腸癌腺腫や遺伝性非ポリポーシス大腸癌がある
■要因
・高脂肪、高カロリーの食生活
・食物繊維摂取不足
・飲酒、喫煙、ストレス
■転移の種類
(1)浸潤
・上皮から発生した癌細胞が腸壁を破壊しながら大きくなり、腸壁を破って隣接する
臓器へ進展する
(2)リンパ行性転移
・癌がリンパの流れる方向に沿って所属リンパ節へ転移することをいう
(3)血行性転移
・癌細胞が腸壁の中にある静脈に侵入し、血流に乗って肝臓・肺・骨・脳へ転移する
ことをいう
(4) 播種性転移
・原発巣が、腸壁を突き破って腹腔内散布した癌細胞が腹腔に広がること
■分類
(1)肉眼的分類
①早期癌
M
深達度...