視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
1.内視鏡的粘膜切除(EMR)
■EMRとは
・内視鏡下で、病変周囲の粘膜下層に生理食塩水を注入して病変を隆起させ、病変部を
含む粘膜層を粘膜下層の深さで切除する方法
・低侵襲、機能温存の点で、外科的手術よりも優れている
・分割切除例では局所再発がみられることがある
■目的
・食道・胃・大腸の早期癌の治療
■適応
(1)食道
①食道原発の扁平上皮癌
②粘膜固有層にとどまっている癌
③腫瘍は3㎝以下で、病巣は3~4個
(2)胃
①分化型腺癌
②腫瘍は降起型2㎝以下、平坦陥(かん)凹(おう)型1㎝以下
③病巣内に潰瘍もしくは、潰瘍瘢痕(はんこん)を伴わないもの
(3)大腸
①粘膜癌
②粘膜下層への侵潤がある癌では粘膜筋板より300㎛の範囲のもの
③腫瘍は無茎型2㎝以下、表面陥凹型1㎝以下
■術式
(1)EMRC法(透明プラスチックキャップ法)
・透明なキャップを用いて粘膜を吸引する
(2)EEMR-tube法
・内視鏡にチューブをかぶせて粘膜を吸引する
内視鏡的粘膜切除術(EMR)
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
1.内視鏡的粘膜切除(EMR)
■EMRとは
・内視鏡下で、病変周囲の粘膜下層に生理食塩水を注入して病変を隆起させ、病変部を
含む粘膜層を粘膜下層の深さで切除する方法
・低侵襲、機能温存の点で、外科的手術よりも優れている
・分割切除例では局所再発がみられることがある
■目的
・食道・胃・大腸の早期癌の治療
■適応
(1)食道
①食道原発の扁平上皮癌
②粘膜固有層にとどまっている癌
③腫瘍は3㎝以下で、病巣は3~4個
(2)胃
①分化型腺癌
②腫瘍は降起型2㎝以下、平...