脳死問題

閲覧数3,005
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    哲学

    代表キーワード

    哲学

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「なぜQOLとは別にSOLが必要なのか。脳死問題を例にとって説明せよ」
    生の質 (Quality of Life)
    人格生命が失われたら、もはやその人間に生きている意味はない。「人間の生」は単なる生物学的生命に留まらず、人格的生命としてもあるところに動物にはない尊厳があるのである。
    「尊厳」の次元を単なる生命活動ではなく人格としてあること、つまり人格的生命に求めている「質」を重視する立場であるから略してQOLと呼ぶ。
    生の尊厳 (Sanctity of Life)
    人格的生命は失われても、身体が生命活動を続けている限り、人間は大切にされなければならない。それが動物にはない人間の尊厳というものである。
    「尊厳」を身体の生命活動そのものに求めている。その意味での人格の有無などどうでもよく、ただ生命活動があればよいとする立場であるから略してSOLと呼ぶ。
    脳死は人の死か。そこにおいて問われるのは「人間の生」の終わりをどこに見るのか、ということである。
    脳死とは「脳幹を含む全能の機能が不可逆的に停止するに至ったと判定された者の身体」と示されている。脳死は臓器移植が本格化して注目されだしたのであ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。