民事訴訟法4(訴訟の終了)

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    資料紹介

    司法試験の過去問を踏まえて,民事訴訟法の基本事項や判例・学説などを整理したサブノートです。
    司法試験の過去問や,問題集(『ゼミナール要件事実2』『事例演習民事訴訟法』『ロースクール民事訴訟法』)とともに,このサブノートを並行してお使いになれば,知識や考え方の整理に役立つと思います。
    受験雑誌などに掲載されているサブノートは,超重要事項しかありませんが,このサブノートは短答試験で問われる知識などについても記載していますので,情報の一元化にも役立つと思います。

    <参照文献>
    伊藤眞『民事訴訟法 第4版補訂版』(有斐閣,2014年)
    三木浩一・笠井正俊『民事訴訟法 (LEGAL QUEST)』(有斐閣,2013年)
    高橋宏志『重点講義民事訴訟法(上) 第2版補訂版』(有斐閣,2013年),同『重点講義民事訴訟法(下) 第2版補訂版』(有斐閣,2014年)
    高橋宏志・高田裕成『民事訴訟法判例百選 第4版』(有斐閣,2010年)
    三木浩一・山本和彦『ロースクール民事訴訟法 第4版』(有斐閣,2014年)
    遠藤賢治『事例演習民事訴訟法 第3版』(有斐閣,2013年)
    長谷部由起子・山本弘『基礎演習 民事訴訟法 第2版』(弘文堂,2013年)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )



    訴訟の終了

    第1

    総論



    全体像
    請求の放棄・認諾
    紛争解決基準を示す

    当事者の意思による終了

    訴訟上の和解
    紛争解決基準を示さない

    訴えの取下げ

    終局判決による終了


    比較
    訴えの取下げ

    請求の放棄・認諾

    訴訟上の和解

    終局判決

    訴訟終了効









    紛争解決基準の提示

    ×







    不要

    両者の同意が必要

    不要

    当事者の同意



    一定の場合に
    被告の同意が必要

    適用場面

    限定ナシ

    訴訟物の処分可能性がある範囲

    限定ナシ

    既判力の有無

    ×

    ○(制限的既判力説)



    長所・短所
    長所

    短所
    それまで訴訟で形成された点については

    訴えの取下げ

    再訴が可能である

    遡及的に消滅するので、何ら紛争解決基準
    が示されずにムダに終わる

    請求の放棄

    相手方の同意の要件が不要であるので、 放棄調書は請求棄却の確定判決と同視され
    原告が単独でなすことができる
    認諾調書は請求認容の確定判決と同視

    請求の認諾

    されるので給付条項については執行力
    が生じ、これを債務名義として強制執
    行ができる

    るので...

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