学習意欲と外的報酬
この章の最初に、報酬の影響について説明するために、幼稚園では同じクラスの仲良しである明君と太郎君という満6歳の男の子二人を例に挙げている。その二人は、お絵かきが大好きで、朝、幼稚園に登園するとすぐにクレヨンを用意し担任の先生から画用紙をもらって、楽しそうにお絵かきを始める。ここで、明君と太郎君のまゆみ先生に対する印象は次の通りである。
明君⇒まゆみ先生 まゆみ先生の顔立ちがお母さんに先生が似ているため真由美先生がたいへん好きである。
太郎君⇒まゆみ先生 太郎君は幼稚園の給食が苦手なため残すことが多く自然に先生に「残さないように!」と注意されることが多いためどちらかというと苦手である。
まゆみ先生は絵をうまく描けたらご褒美を与えることを約束した彼らは一週間の間一生懸命絵を描き二人とも描けたので約束どおりご褒美をあげた。ところが、翌日から二人に大きな変化が起きた
学習意欲と外的報酬
この章の最初に、報酬の影響について説明するために、幼稚園では同じクラスの仲良しである明君と太郎君という満6歳の男の子二人を例に挙げている。その二人は、お絵かきが大好きで、朝、幼稚園に登園するとすぐにクレヨンを用意し担任の先生から画用紙をもらって、楽しそうにお絵かきを始める。ここで、明君と太郎君のまゆみ先生に対する印象は次の通りである。
明君⇒まゆみ先生 まゆみ先生の顔立ちがお母さんに先生が似ているため真由美先生がたいへん好きである。
太郎君⇒まゆみ先生 太郎君は幼稚園の給食が苦手なため残すことが多く自然に先生に「残さないように!」と注意されることが多いためどちらかというと苦手である。
まゆみ先生は絵をうまく描けたらご褒美を与えることを約束した彼らは一週間の間一生懸命絵を描き二人とも描けたので約束どおりご褒美をあげた。ところが、翌日から二人に大きな変化が起きた。明君は今までどおり登園すると楽しそうにお絵かきを始めたが、太郎君は先生の指示に従ってクラスのみんなが絵を描くときはそうしたが、お絵かきを自ら進んで描こうとはしなくなってしまった。そのような状態が約二ヶ月...