中小企業論 分冊2 通信教育部H23・24

閲覧数2,216
ダウンロード数17
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    中小企業は、株式や社債の形で資金市場から資金調達を行うことは難しく、
    必要な資金は金融機関からの借入に頼ることを常している。
    ところが、中小企業への融資はその経営上の特質性から、
    大企業に対する融資よりも不利な立場に置かれているのが実情である。
    近年、大企業の金融機関離れや金融の規制緩和、低金利化などで中小企業の金融難は
    緩和されてきているものの、中小企業と大企業の金融のギャップを認識しつつ、
    中小企業の金融円滑化をいかに進めていくかが課題である。
    この中小企業金融の問題点と、中小企業金融支援の今後の方向性を述べる。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    中小企業は、株式や社債の形で資金市場から資金調達を行うことは難しく、
    必要な資金は金融機関からの借入に頼ることを常している。
    ところが、中小企業への融資はその経営上の特質性から、
    大企業に対する融資よりも不利な立場に置かれているのが実情である。
    近年、大企業の金融機関離れや金融の規制緩和、低金利化などで中小企業の金融難は
    緩和されてきているものの、中小企業と大企業の金融のギャップを認識しつつ、
    中小企業の金融円滑化をいかに進めていくかが課題である。
    この中小企業金融の問題点と、中小企業金融支援の今後の方向性を述べる。

    中小企業金融について、資金需要はあっても、経営規模が小さく、借入金も小口で数が多いため単位当たりの融資コストが高く、
    しかも長期資金の需要が少なくないため、株式会社組織の金融機関からは敬遠されがちであることが問題点として挙げられる。

    また中小企業においては個人的色彩の強く、家計と経営の分離の不明確であったり、
    あるいは会計帳簿が未整備である場合が多く、金融機関からの借入に不利である。
    設備・資本・技術等の面で大企業に比して極めて劣勢であり、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。