00752 初等図画工作科教育法 1単位目
≪課題≫
1.テキスト内の「図画工作科教育の意義と目的」(第1章)について、1000字程度に大意要約せよ。
2.テキスト内の「学習指導案の作成について」(第3章)の「1教材研究に基づく学習の構想」から「2指導案に必要な記述事項」までを、1000字程度に大意要約せよ。
≪講評≫
2ともに要点をおさえ、まとめられています。
1 図画工作科教育の意義と目的について下記で述べる。
まず、意義についてである。図画工作科で取り扱うものは、「表現活動」や「鑑賞活動」などである。図画工作科の性格は、これらを作れたり解るようにする技能教育ではなく、小学校学齢期の児童に向けての造形的表現活動である。造形的表現活動とは、物的材料に人為的変工を加え、そこに幻影(視覚的幻影、心象的・情趣的幻影)を見い出し与えること、換言すれば、見ることのうちに起る直感的真実を、その有形無形を問わず、それが具体的事物であろうが心的状態であろうが、物的材料を借りて再現すること、また、そのようにして作られたものを鑑賞し、そこでの見ることのうちに起る鑑賞者の真実、その繰り返しをい...