000454 教育課程論 2単位目
≪課題≫
教育課程の古典的類型のうち、教科中心カリキュラムと経験中心カリキュラムのそれぞれの特徴をまとめ、『学習指導要領』(昭和26年版)の中で述べられている教育課程の考え方を解釈しなさい。
教育課程編成の原理についてまとめ、併せて、そこからでてくる「単元」名のうち代表的な「経験単元」と「教材単元」とについて比較して述べなさい。
≪講評≫
カリキュラムの考え方と単元について、要点が把握されています。
1 教育課程の分類として、教科中心カリキュラムと経験中心カリキュラムに大別することができる。以下では、これらのカリキュラムをまとめた上で、昭和26年の学習指導要領の立場を論述する。
まず、カリキュラムは様々な類型に区別されるが、教科カリキュラムと経験カリキュラムを極として、それぞれに近い考え方がまとまったものを教科中心カリキュラムと経験中心カリキュラムという。
はじめに、教科中心カリキュラムについてである。教科カリキュラムは、教材を教科によって組織し、教材の論理的順序をたどり、諸事実・定義・原理をそれ自身として求める、知識・概念を重視するカ...