小学校4年生で学習する「ごんぎつね」の学習指導案。細案は4場面のものです。
第4学年2組 国語科学習指導案
指導者
日時 平成23年10月12日(水曜日) 第2校時
単元 読んで考えたことを話し合おう
教材 ごんぎつね (新美南吉 作)
指導にあたって
本学級では、役割読みや班読みなどを好んで行う児童が多い。登場人物の気持ちが伝わってくるように読むためには、登場人物の気持ちを理解しなければならず、そのために「一つの花」などの教材を通じて、登場人物の気持ちがわかる言葉や、その訳が書かれている場面を探して読みすすめる学習を行なってきた。しかし、気持ちの表れている部分をなかなか見つけることができない児童も多く、発表も「○○さんと同じで~です。」とほぼ友達の意見をなぞっただけになってしまっているものも多い。
この教材はひとりぼっちの小ぎつねごんと、ひとりぼっちになってしまった兵十とがでてくる物語である。「自分のいたずらのせいで、兵十のおっかあが死んでしまったにちがいない」「自分と同じひとりぼっち」「まず一つ、いいことを」など、だんだんと兵十へ心を寄せていくごんの気持ちを考えるヒントとなる言葉が数多く出てくる。自分がごんになったように感じながら、気...