設題名
『「気付き」の階層と「気付き」の質が高まる過程について、テキストに示された実践例にふれて述べなさい。』
佛教大学通信教育部の2010~11年度のレポート課題に沿って作成しております。
この資料は、レポート作成の参考資料としてお役に立てば幸いです。
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『「気付き」の階層と「気付き」の質が高まる過程について、テキストに示された実践例にふれて述べなさい。』
平成20年1月、中央教育審議会答申において生活科改善の基本方針の一つに「気付きの質を高めること」が提示された。これに伴い、学校現場で求められていることは気付きの質を高める実践の工夫である。気付きの知的側面を高めることに偏ってしまい、児童の様々な気付きを見逃してしまうような実践では効果的とは言えない。
「気付きの質」を高める生活科授業をより一層充実したものに構築していくために、以下に述べる1章から4章の内容に着目し、重点を置いて考えることで、私自身の質向上の大きな糧としたい。
<第一章 生活科における気付き>
気付きとは「子どもの内側に生じる認識あるいはその萌芽」であり、活動や体験とはまさに多様なことに気付いていくプロセスだといえる。とりわけ、生活科では気付きの内容として「自然に関する気付き」、「身近な人や社会に関する気付き」、「自分自身に関する気付き」の三つが重視されている。ただし、小学校低学年の認知特性を踏まえるならば、それらは必ずしも別々の気付きではなく、「自然についての気付き」...