コミュニカティブ・アプローチ、パターンプラクティス、コミュニケーション能力
英語教育法Ⅱ再提出(3回目)
コミュニカティヴ・アプローチとオーラル・アプローチを①理論基盤、②指導方法の二点において比較する。
まず、コミュニカティヴ・アプローチの理論基盤だが、一言でいうと、コミュニケーション能力だ。文法や語彙などの言語知識だけでなく、効果的にコミュニケーションをとる為に、誰と、いつ、どこで、どのように、何を話すべきか話すべきでないか等の判断力が問題となる。このような『選択的表現能力』がコミュニケーション能力であるという考えだ。一方、オーラル・アプローチには、五つの基盤にまとめられる。ⅰ)言語は構造体であり、科学的に分析・記述できる。ⅱ)言語の本質は音声である、ⅲ)言語には型がある。ⅳ)言語はすべて対立から成る。ⅴ)言語は習慣形成によって獲得される。この五つだ。コミュニカティヴ・アプローチの方がより実践的でレベルの高い能力が問われているようだ。一方、オーラル・アプローチは、文法・語彙に発話を加え、基礎的なものを習慣形成するという理論のようだ。
次に、コミュニカティヴ・アプローチの指導方法は、a)学習者に演じさせるロールプレイ練習、b)オリジナルの発話を付け加え...