はじめに
2002年12月、厚生労働大臣を本部長とする「精神保健福祉対策本部」が設置され、三つの検討会が設けられ、それぞれの報告に基づき2004年、「精神保健福祉の改革ビジョン」が公表され、「入院医療主体から地域生活中心としたあり方への転換」を基本指針として打ち出した。改革ビジョンは住民参加と協働に基づくサポートネットワーク形成による共生社会の実現を謳っている。これにより、従来の措置制度と施設処遇中心であった障害者福祉施策に脱施設化が推進され、利用者のニーズに基づく支援費制度が誕生した。
障害者自立支援法
2005年10月制定、翌2006年4月施行された。
内容は次の5つとなる。
自立支援給付...