国際政治史第3課題

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    国際政治史 第3課題

    ニュンベルク国債軍事裁判と極東国際軍事裁判(東京裁判)を比較しながら、①実態について説明し、次に②これらの軍事裁判の問題点を論述しなさい。
    ① アメリカやイギリスは繰り返し枢軸国側の虐殺・虐待行為を痛罵していた。それが連合国側の総意として具体化するのはモスクワ宣言(1943年10月30日)であり、日本に関してはポツダム宣言(1945年7月26日)であった。モスクワ宣言の中で米英ソ三国は、ドイツ将兵、ナチス党員が犯した残虐行為を糾弾した。具体的には「これらの者が罪を犯した地域の属する国の裁判所においてその国の法律により裁判を行い処罰する」ことを原則としつつ、「犯罪が特定の地域に限定されない重大戦争犯罪人については、連合国政府の共同決定に委ねられる」こととした。ニュルンベルク裁判は、この重大戦争犯罪人(A級戦犯)を対象としている。同じように、ポツダム宣言は、「連合国の捕虜を虐待したものを含む一切の戦争犯罪人に対して厳重なる処罰を加えるべき」ことを明記していた。

    しかし、いずれも具体的な処罰の方式が決定せず、決着がついたのは対日戦終結直前の1945年8月8日のことで...

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