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参考になれば幸いです。
近年の学校における様々な深刻な問題は複雑化し、多様化し増加している。不登校、いじめ、自殺、学級崩壊、教育改革など実に多くの問題が発生しており、それらは学校のみならず家庭や地域社会、さらには国家的な問題にもなるほど、状況は深刻化している。 さらには、問題を起こす生徒、児童の理解が難しくなってきており、従来の教師という立場からでの子どもへの関わり方では簡単に問題解決には至らないという状況になってきている。そこで子どもたちともっと深く関わりを持つ為に心理的な面からのアプローチが重要と考えられ、教育現場におけるカウンセリングの必要性がここ最近広く認識されてきている。
このような状況において、文部科学省は、いじめ問題をめぐって、現場の教員に必ず子どもから直接状況を聞くことを義務付ける通知を各都道府県教委に送付している。表面化していないいじめも把握し、解決に当たる手立てとすることが目的である。このことから「教育相談」は教科学習と並んで、非常に重要視されていると言える。 では、ここからは学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について述べていきたい。
一般的にカウンセリングといえば心理的な...