日本におけるアニメーション文化

閲覧数8,078
ダウンロード数168
履歴確認

    • ページ数 : 23ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    「アニメ大国」と言われ、海外にも数多くのアニメ作品を輸出している日本、いったいアニメとはどのような意味を指すのか。そもそも日本ではアニメとは、単なるアニメーション(Animation)の略語であったが、現在では、「アニメ=日本製アニメーション」として世界に浸透してきている。アニメーションとは、画像の位置を少しずつ変えて描いた絵を一コマずつ撮影し、動きを与えたものである。元々、アニメーションは欧米から日本に入ってきた動画だったが、ディズニ−のアニメーションなどを参考に追いつけ追い越せという思想が、戦後日本独自に起こったマンガ文化と結びついたことで、独特の形で発展してきた。現在では、日本で一年に制作されるアニメの数は100本を越える。
    1990年代に「日本のアニメが世界のアニメ」と言われるようになった。その代表作品には、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」(年表No.1439)、原作藤子・F・不二雄の「ドラえもん」(年表No.188)、原作鳥山明の「ドラゴンボール」(年表No.740)などがある。これらは日本だけでなく、世界的にも名作と認知されている。
    アニメを見て育った私は、日本でアニメーション作品がたくさん制作され、評価されるようになったのはどうしてだろうか、と興味を持っていた。以前、アニメは子供が見るものだと言われていた。ディズニー映画もあるが、どちらかというと子供にターゲットを絞った作品が多かった。しかし、現在の日本のアニメには大人向け、子供向け、中高生向けのアニメなど様々なジャンルがある。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    399103 伊藤栄一
    「日本におけるアニメーション文化」
    はじめに
    「アニメ大国」と言われ、海外にも数多くのアニメ作品を輸出している日本、いったいアニメとはどのような意味を指すのか。そもそも日本ではアニメとは、単なるアニメーション(Animation)の略語であったが、現在では、「アニメ=日本製アニメーション」として世界に浸透してきている。アニメーションとは、画像の位置を少しずつ変えて描いた絵を一コマずつ撮影し、動きを与えたものである。元々、アニメーションは欧米から日本に入ってきた動画だったが、ディズニ-のアニメーションなどを参考に追いつけ追い越せという思想が、戦後日本独自に起こったマンガ文化と結びついたことで、独特の形で発展してきた。現在では、日本で一年に制作されるアニメの数は100本を越える。
    1990年代に「日本のアニメが世界のアニメ」と言われるようになった。その代表作品には、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」(年表No.1439)、原作藤子・F・不二雄の「ドラえもん」(年表No.188)、原作鳥山明の「ドラゴンボール」(年表No.740)などがある。これらは日本だけでなく、世界...

    コメント6件

    iamwithyou 購入
    素晴らしい論文ですね。
    2005/11/05 12:53 (19年2ヶ月前)

    ujimikan1203 購入
    広い範囲ながらも要所をおさえていてすばらしいとおもいます。
    2005/11/22 19:25 (19年1ヶ月前)

    narulin 購入
    大人向け、子供向け、中高生向けのアニメなど様々なジャンルへと展望を遂げた日本のアニメーションについて分かり易く論じています。
    2006/01/05 3:39 (18年12ヶ月前)

    etx339pk 購入
    日本アニメーションのすばらしさが分かりやすく書かれており楽しめました
    2006/11/30 0:47 (18年1ヶ月前)

    norihisa1984 購入
    よい
    2006/12/19 3:15 (18年前)

    hal666 購入
    かなり参考になりました。
    2007/05/03 11:12 (17年8ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。