石油大国ブルネイの将来への取り組み

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    資料紹介

    夏休みの旅行で、私はブルネイという東南アジアの中でも異質の性格を持つ国の存在を知った。その国の存在や、他の東南アジア諸国とかけ離れて裕福な国であることを、他の多くの人にも知ってもらいたいと思ってプレゼンテーションをしたのだが、たくさんの人が「石油・天然ガスが枯渇した後のブルネイはどうなるのか」という疑問を抱いたようだ。私自身、ブルネイの資源や将来への取り組みに大変興味があったので詳しく調べてみることにした。
     ブルネイはデータによると、三重県程度の面積を持つ国土に約35万の人口が住んでいる。ブルネイは他の東南アジア諸国とは比べ物にならない程に裕福な国であり、国民一人当たりのGDPは日本、シンガポールに次いでアジアでは第3位である。さらに驚くことに、ブルネイには所得税がなく、医療費、教育費は無料と、福祉も行き届いている。
     それは言うまでもなく、石油と天然ガスのお陰である。GDPの8割、輸出の99%が石油と天然ガスで占め、しかも石油の70%とガスのほぼ全量は日本向けである。また、ブルネイの石油を掘っているブルネイ・シェル石油の株はその半数を国が所有し、国家の財源となっているので、現国王は世界一の金持ちと評されたほどに豊かである。

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     夏休みの旅行で、私はブルネイという東南アジアの中でも異質の性格を持つ国の存在を知った。その国の存在や、他の東南アジア諸国とかけ離れて裕福な国であることを、他の多くの人にも知ってもらいたいと思ってプレゼンテーションをしたのだが、たくさんの人が「石油・天然ガスが枯渇した後のブルネイはどうなるのか」という疑問を抱いたようだ。私自身、ブルネイの資源や将来への取り組みに大変興味があったので詳しく調べてみることにした。
     ブルネイはデータによると、三重県程度の面積を持つ国土に約35万の人口が住んでいる。ブルネイは他の東南アジア諸国とは比べ物にならない程に裕福な国であり、国民一人当たりのGDPは日本、シンガポールに次いでアジアでは第3位である。さらに驚くことに、ブルネイには所得税がなく、医療費、教育費は無料と、福祉も行き届いている。
     それは言うまでもなく、石油と天然ガスのお陰である。GDPの8割、輸出の99%が石油と天然ガスで占め、しかも石油の70%とガスのほぼ全量は日本向けである。また、ブルネイの石油を掘っているブルネイ・シェル石油の株はその半数を国が所有し、国家の財源となっているので、現国王...

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