(工作)いろいろな身辺材料を生かした幼児の造形表現について説明せよ。
子どもの身の周りには、様々な色や形、質感をもったものが沢山ある。例えば、牛乳パック、新聞紙、玉子のパック、ストロー、ペットボトル、ティッシュボックス、カップ麺の容器、野菜のネット、果物の容器、発泡スチロールのトレー、プリンやゼリーの容器、お菓子の空き箱、紙袋、買い物袋、ハンカチ、タオル、輪ゴムなど、これらは普段の生活でよく目にするものである。また、自然の中では、四季折々の花や草、木、木の実などもある。このような身近にある材料を生かした造形表現について、いくつかの例を挙げ説明したい。
先ず、子どものいる家庭には需要も多く、素材としても丈夫な牛乳パックで作る円盤について説明する。材料は、牛乳パック1本、はさみ、テープ、カラービニールテープを用意する。①牛乳パックの底の部分を切り取る。②口の部分を広げて、一つの側面を残して切り取る。③口の部分の残っている側面(以下Aとする。)と反対側の側面の中心を折り三角柱にし、Aに向かって八等分に切り込みを入れる。④反り返るように円にして、Aの部分を三角形の中に入れてテープで留める。...