C1―臭化n-ブチル

閲覧数6,941
ダウンロード数9
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    理系理工学物理実験

    代表キーワード

    理工学臭化n-ブチル

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    反応式
    主反応
    この一連の反応はSN2反応である.
    結果
    ・収集温度 100.0℃~100.6℃ ・収集量  54.38(三角フラスコの質量と収集量)-40.93(三角フラスコの質量)=13.45 [g]  ・理論収集量  ・収率    
    考察
    収集時の温度について考察した.
    まず,臭化n-ブチルの沸点は101.6である.
    今回の実験で収集した温度範囲は100.0℃~100.6℃であり,101℃以上には上がらなかったことから純粋な臭化n-ブチル本来の沸点より若干低い沸点であったといえる.
    これは共沸という現象がおきていると考えることが出来る.この現象は液体の混合物が沸騰する際に液相と気相が同じ組成になる現象である.このような混合物を共沸混合物という.通常の液体混合物は沸騰するにしたがって組成が変化し,沸騰する温度が徐々に上昇していくが,共沸混合物の場合は組成が変わらず沸点も一定のままである. 今回の実験では水と臭化n-ブチルが共沸混合物となり沸点が低下したものと考えられる.
    誤差の原因
    収率が低下した理由としては分留を行う際に少なからず機器に付着し残留したことや,単順に作業自体に...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。