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1.目的
アミノ酸は食品、医薬品、化粧品その他多く分野で使用されている。アミノ酸が
現在のように安価に生産されるようになったのは、コリネ型細菌を用いるアミノ
酸発酵技術の確立があったためである。アミノ酸発酵の端緒となったのは自然界
から分離した微生物(Cotynebacterium glutamicum)が特殊な条件下でグルタミン酸
を生産するという発見である。
本実験では微背う物によるグルタミン酸生成がどのようにして成立しているのか
実際に体験する。
2.概要
一般に微生物は炭素源と窒素源と無機物塩類およびビタミン等の栄養要求物質を
含む培地と酸素を与え、温度やpHを適切に制御すると良く生育する。本実験では
微生物としてグルタミン酸生成能を有する微生物を用いて実験を行う。微生物の
液体培養における生育の観察を行うと共に、培養条件を変化させるとグルタミン酸を
生産する事を観察する。
3.材料・試薬・器具
使用菌株 Cotynebacterium glutamicum ATCC13869
培地
シード培地(液体、pH8.0...