グリーンデイ決定版

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    今回私が取り上げることにした曲は、アメリカのバンド、グリーンデイのアメリカンイディオットである。2004年発表の楽曲であるが、当時のアメリカの社会背景としては911のテロ以降、ブッシュ政権がテロとの戦いを宣言した時代である。国内では反戦運動や論争も高まる一方、ブッシュ政権はある程度支持される事になり、その結果2004年11月2日にブッシュは再選することになる。今回のバンド、グリーンデイはアメリカにおけるミュージックシーンの中でまさに反ブッシュ・反戦の中心的な存在である。歌詞の内容に対する理解を深める為、まずは簡単にグリーンデイの紹介をしたい。
    グリーンデイは3人で構成されるバンドであり、パンクバンドに分類される。パンクとは70年代に起こった反政府・反社会的な要素を持った音楽である。この流れをくむグリーンデイだが彼らの出身地のカラーが、そういった要素に拍車をかけている。
    カリフォルニア州サンフランシスコの周辺の街、バークレー。ここでグリーンデイは誕生する。バークレーはアメリカ有数の知名度、難易度を誇るカリフォルニア大学バークレー校を中心とした学園都市であり、街全体がリベラルな雰囲気に包ま...

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